職員向け防災講演の実施

職員向けの防災講演を実施しました（4月21日）

6月の出水期に向けて、粕屋町役場職員向けの防災講演会を開きました。
講師には、令和2年7月豪雨災害において甚大な被害を受けた、熊本県球磨村役場防災管理官の中渡徹氏を招き、「令和2年7月豪雨災害における初動対応等について」と題して、当時の被害の概要や職員の初動対応などを講演いただきました。


球磨村では8時間にわたり30ミリを超える激しい雨が降るという想像を絶する状況が続き、記録的短時間大雨情報が3回発表されるなど想定外の事態に発展しました。球磨川が氾濫することで、建物被害のほかにも、多くの尊い命が奪われました。
豪雨災害後、球磨村では自主防災組織の強化をはじめ、防災ブロック会議の開催、防災学習の実施など、住民主体の取り組み強化とそれを支援する取り込みを続けられています。

災害はいつ起こるかわからず、また十分に準備をしていても、それを超える災害が起こる可能性があります。
今回の研修では、想像を超える被害のあった現地の話を聞くことで、職員に危機感を持ってもらい、防災意識の向上を図ることができました。
6月以降の出水期に向けて、更なる防災体制の向上に努めます。